京都で「居酒屋といえば」と名前が挙がる老舗、赤垣屋。川端二条を下ったところにある赤提灯が目印のこのお店、1949年創業という歴史を持ちながら、今も開店前から行列ができる人気ぶり。予約を入れたのは1ヶ月前、それでも開店10分前に到着すると、すでに40人ほどの列ができていました。
「京都三大居酒屋のひとつ」と称する声もあるほどの名店、実際に訪れてみてその理由がよくわかりました。
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予約は1ヶ月前、それでも開店前から40人の列
土曜の17時開店に合わせて予約したのは、なんと1ヶ月前。それでも16時50分ごろに到着すると、すでに40人ほどの行列。予約なしで来られた方は店先で断られるケースも多く、それでも中の椅子で待つ方もおられました。
カウンター席は予約不可で当日の並び順での案内のため、早くから列に並ぶ方も多いようです。予約をしていてもテーブル席(小上がり)への案内となります。

予約してても並んでおいてね。丁寧に1組づつ案内してくれるから安心して!
昭和の空気が漂う店内
店内はレトロな内装で、昭和の居酒屋の空気がそのまま残っているような雰囲気。カウンター越しには厨房とおでん鍋が見え、鍋の上には鏡が設置されていて、テーブル席からもおでんの具がよく見える粋な設計。思わず「あれも頼もうか」となります。

年齢層は落ち着いた方が中心ながら若い方の姿もあり、一人客もちらほら。活気はありながら、どこか品のある空間です。

料理レポ
お通し:胡麻豆腐
驚いたのがお通しの胡麻豆腐。ごまのしっかりした風味と赤味噌の力強い味わい、食感はプリンのようにつるんとしていて、これだけでお酒が進みます。お通しでこのクオリティとは、さすが老舗。

鴨ロース
「赤垣屋に来たら必ず頼むべき」と評判の一品。しっとり柔らかく、それでいて存在感のある大きさ。噛み切ろうとしてもなかなか切れない、ムチッとした弾力が鴨ならでは。一緒に添えられたレタスを美味しいタレに潜らせたり、鴨ロースで巻いていただいたり——まさに「酒泥棒」の一皿です。

しめさば
薬味がよく効いていて、〆の酸味と薬味の風味のバランスが絶妙。こちらも外せない定番です。

おでん(大根・たこ・ロールキャベツ)
カウンター越しに見えるおでん鍋から運ばれてくる一品一品。だしは京都らしい上品な薄味で、素材の味を邪魔しません。

汲み上げ湯葉
湯葉の旨みがギュッと詰まっていて、上に載るわさびとよく合います。シンプルながら素材の良さが際立つ一品。

那須田楽
味噌がとても美味しくナスにしっかり絡まっていて、これまたビールが進みます。おでんとはまた違う味噌の使い方で、飽きずに楽しめます。

お酒と会計
メニューに価格の記載がなく、最初はドキドキしましたが、瓶ビールとハイボールを3杯ほど飲んで、料理もしっかり食べて一人約6,000円。量も多く、頼んだ品だけでお腹はいっぱいになりました。コスパとしては十分納得感があります。
「生ビールは少し時間がかかる」と教えてくれたスタッフさんの気配り。こういった一言がありがたく、注文もしやすい雰囲気でした。
2時間制について
滞在は2時間制、料理のオーダーストップは1時間15分ほどで。「もう少しゆっくりしたい」という気持ちはありましたが、これだけ来たい人が多いことを考えると、むしろ親切なルールだと思えます。美味しくてお酒が進みすぎてベロベロになってしまうのも防げますし(笑)。
店舗情報
| 住所 | 京都市左京区孫橋町9(川端二条下ル) |
|---|---|
| アクセス | 京阪三条駅11番出口から徒歩約5分 |
| 営業時間 | 17:00〜23:00(L.O. 22:30) |
| 定休日 | 日曜・祝日の月曜 |
| 電話番号 | 075-751-1416 |
| なし | |
| 支払い方法 | テーブルにて現金のみ |
まとめ
予約はした方が安心、開店前から行列、2時間制——と、なかなかハードルは高いですが、それだけの価値は十分にあります。昭和の居酒屋文化が今も息づく空間で、名物の鴨ロースとしめさばを味わう体験は格別。京都在住でも、旅行で訪れる方にも、一度は行ってほしいお店です。
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